洗っても足が臭い!病気?原因と対策や予防方法を解説

足が臭い原因の解説記事のアイキャッチ画像 女性のカラダお悩み

自分の足が臭い!彼の足が臭い!などなど、自分や他人の足の臭さに悩む人は男女関係なしに多いでしょう。

 

特に、洗っても足が臭いと病気かと不安になってくるもの。

今回は足が臭い理由、洗っても臭いがとれない原因、対策や予防策について解説していきます。

 

足が臭い!その原因をタイプ別に4つ分けて解説します

女性に意外と多い臭い足の悩み。

 

合コン・職場や友人との飲み会などで、『ええ、座敷!?靴脱がないといけないってことは・・・』ってなっ帰りたくなりますよね。

 

『いろんなことを試してみても相変わらず臭う・・・』、なんてことありませんか?

 

今回は足の臭いの原因を徹底解説するとともに、予防方法もご紹介します。

 

夏に向けて足を露出する機会も増えますね、是非ここであなたの悩みを解消してください。

 

1雑菌のせいで足が臭い

足の主な臭いの元は雑菌です、たくさんの雑菌が住みついて私たちの足が臭くなる、これです。

 

ではどんな時にどうやって雑菌が繁殖して臭ってしまうのでしょうか?3つのパターン別に雑菌についてご紹介します。

 

1汗による雑菌の臭い

いわゆる「多汗症」といわれる、体温調節が上手くできず足に大量の汗をかく人や、内臓疾患や糖尿病により免疫力が低下した人は、足に繁殖した雑菌が活発になり、臭いが発生してしまいます。

 

2角質による雑菌の臭い

角質がたまっている人は雑菌を繁殖しやすくなり、足の臭いの原因になっています。

 

摩擦や衝撃から足を守るために体重を支えている角質は厚くなることがあります。角質は自体に臭いはありませんが、厚くなった角質に菌が侵入することで、嫌な臭いを発生させてしまいます。

 

またパンプスや幅の狭い靴など、極端に足をしめつけた靴を履いていることが多い女性は、血行が悪くなって角質がたまりやすくなり、これも臭いの原因となりますので注意が必要です。

 

疲労や病気が足の臭いの原因になることも

 

3靴、靴下による雑菌の臭い

雑菌が増殖する要因のくつとして、ゴムやビニールの靴が挙げられます。これらは通気性が悪く、汗や体温をためやすいことが多くこれも雑菌の繁殖の温床となっています。

 

私達の皮脂や垢を餌として生きている雑菌は、高温多湿の場所に好んで常駐するので、靴や靴下で覆われたあなたの足は絶好の常駐場所なんです。また雑菌は足以外の靴や靴下にも簡単に増殖してしまいます。

 

その他、同じ靴を毎日はいている場合も、日々雑菌を培養しているのと同じこととなり雑菌が繁殖します。

 

靴下を清潔に保っていない場合も雑菌が増殖し、汗をかいても靴下を履き替えないなどはテキメン、雑菌が繁殖して異臭を放ちます。

 

女性の方で多いのは、ストッキングやタイツを履く場合で、通気性が悪いため雑菌を増殖させる原因となります。

 

特に冬のシーズンはブーツとタイツのコンビを多用する女性の方には注意が必要です。

 

2疲労のせいで足が臭い

意外と思えるかもしれませんが、疲労や病気などが原因で足が臭うことがあります。

 

ストレスをためてしまったり、不規則な生活を送っていたりすると、「疲労臭」といわれるアンモニアを含む臭いが発生します。

 

アンモニアを含む疲労臭はなかなか消臭剤を使っても消すことができないくらい臭いがきついといわれています。

 

ストレスや生活習慣の乱れに十分気をつけて疲労臭が発生しないように注意しましょう。

 

3ストレスのせいで足が臭い

ストレスが原因で足が臭ってくることもあります。

 

これは「精神性発汗」といい、緊張すると多量の汗をかき、それが靴や靴下で密閉されて結果的に異臭を放ちます。

 

疲労臭もストレスがたまる原因となっていて相互に因果関係があり足の臭いの原因となります。

 

4爪アカのせいで足が臭い

汗や古い角質が垢としてたまりやすい爪の間には放置してしまうと、強烈な臭いを発します。

 

特に親指の爪には垢や汗が溜まりやすいので注意しましょう。

 

爪を切ること、清潔に保つことで雑菌からあなたの爪まわりを守りましょう。

 

洗っても足が臭い時の病気のパターンは2種類

病気で足が臭くなる場合に考えられるパターンは2種類、多汗症、または水虫が考えられます。

 

多汗症、水虫、それぞれが足が臭くなる理由を解説していきます。

 

足を洗っても臭い時の病気かも(1)多汗症

「多汗症って何?なんとなくイメージはできるけど詳しく知りたい」、という人はまずコチラ↓

多汗症(たかんしょう)とは、体温の調節に必要な通常の範囲を超えて、発汗が異常に増加することを指す症状である。手、足、腋の下、顔などに、日常生活に支障を来たす程の発汗過剰を認める疾患である[1]。
引用元-wikipedia

多汗症という字の通り、汗っかきというイメージですが、特に足裏に多汗症の症状が出る場合、足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)に分類されます。

 

足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)とは、コチラを参考に↓

足裏に症状が出るものは「足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)」といわれています。
季節や体調に関わらず、一年中靴下が湿った状態であれば、注意が必要かもしれません。汗をかく量には個人差があり、触るといつも汗ばんだ状態といった程度から、足跡が残ってしまうほど大量になるケースまであるようです。
引用元-ココカラクラブ

 

じゅっくりと足の裏に汗をかいてしまう人は、この足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)の可能性が高いです。

 

しかし、そこまで大量に汗をかかないけど足裏に多く汗をかいている、自分で自覚できていない隠れ足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)な人もいます。

 

スニーカーやヒールやブーツなど、足全体を覆った状態が長い現代人は、靴の中は熱がこもりがちになります。

 

そこで汗をかけば靴の中の温度は上昇、湿気も増えるので雑菌が繁殖しやすくなって結果的に常に足クサ状態に・・・、という風に多汗症な人の足が臭くなってしまう可能性があります。

 

多汗症になる原因はまだ研究中でハッキリと特定されていませんが、ストレスで自律神経が乱れるから汗を大量にかく多汗症になるのでは?という説がでています。

 

多汗症対策としては、靴や靴下を蒸れにくいもの・通気性の良いものに変える、他に殺菌成分が含まれている石鹸を使って足を洗う、ストレスを軽減できる好きな香りの入浴剤を使うといった方法があります。

 

もしも「足をどんなやり方で洗っても臭いまま」という人は、皮膚科で多汗症の治療を受けてみるのがいいです。

 

足を洗っても臭い時の病気かも(2)水虫

水虫が原因でも足が臭くなってしまう事はありえます。

そもそも水虫とは、白癬菌(はくせんきん)という雑菌が原因で起きる症状。

白癬菌(はくせんきん)についてはコチラ↓

白癬菌は手や体にも感染しますが、9割近くは足です。 足に繁殖しやすいのは、靴を履くために足がむれ、菌にとって過ごしやすい高温多湿な環境を作るからです。
引用元-NHKらいふ

 

白癬菌(はくせんきん)のせいで水虫になりますが、実は白癬菌(はくせんきん)自体に臭さはないのです。

 

「でも水虫だと足を洗っても臭くなるかもって言ったじゃん」となるでしょう、コチラを見てみてください↓

水虫菌そのものは臭いを発しませんが、水虫菌によって皮膚が荒れて抵抗力が落ちると、そこに雑菌が入り込み、臭いを発するようになります。とくに足の指の間にできる指間びらん性水虫は、強い臭いを発する傾向があります。
引用元-omron

水虫の菌のせいで他の雑菌が入りやすくなる、繁殖しやすくなる事で、足が臭くなってしまうのです。

いわば水虫菌は足の臭さのスーパー手助け役みたいな存在、恐ろしや・・・。

 

かゆみが出て皮がめくれてるなら水虫の可能性が高いですし、かゆくなくても皮がめくれる、足の裏の皮がちょっとこすったらボロボロととれる、といった場合は水虫かもです。

 

皮膚科の診察を受けるのがおすすめですが、もっと手前の対策として、水虫にかからないように複数人が裸足でうろつく場所で自分も裸足で歩かない、といった事が大切です。

 

足の臭さを取り除く6つ対策

こうして足の臭いをタイプ別にわけて解説しました。

 

それでは次にこのいやな臭いを取り除く6つの方法いついてご紹介します。

 

1正しく足を洗う

足の臭いを除去するにはやはりここにたどり着くと思います。

 

足には本来は悪いものではない常在菌があります。

皮膚の表面を弱酸性に保ち、守るという役割があるのですが、増えすぎると臭いのもとになってしまいます。

 

常在菌を増やさないためにも、古い角質や汚れが残らないよう、丁寧に足を洗いましょう。

「洗っても足が臭い」と悩んでいる人は、洗い方に問題があるのかもしれません。

 

以下、正しい足の洗い方を紹介します。

 

お湯を洗面器に溜めて足湯形式で洗う

 

①お湯(ぬるま湯)を溜める

②重曹を入れる

③足をそのぬるま湯に15分つける

④ぬるま湯を捨てて、新しい重曹入りのぬるま湯を用意

⑤足を石鹸で洗う

⑥先に④で用意していた新しい重曹入りぬるま湯に足を15分つける

全体的な流れはこんな感じです。

 

まずお湯を洗面器にためて足湯をしましょう。

これで足の汚れを浮き上がらせて汚れを落としやすくします。

 

ヨーコ
ヨーコ

ここで追加ポイント!
重曹を使うのが大変効果的!

 

スプーン2、3杯の重曹をぬるま湯に入れて足を15分ほどつけると、臭いが消えやすくなります。

 

足をつけ終えたら、片足ずつ石鹸で洗います、石鹸はよく泡だてておきましょう。

 

手で泡立てるよりも、洗顔用の泡だてスポンジを使った方がきめ細かくしっかりと泡だてられます、100均でも売っているのでぜひ活用するべしです。

 

石鹸を利用する理由として、ボディーソープは保湿成分が含まれておりそれが結果として汗やムレの原因になることが多いためです。

 

足専用の石鹸もあるので、試してみてください。

 

なお、手で洗うことがポイントです。

スポンジなどを使いますと、足を傷つけてその傷が菌の繁殖を促す場合があるからです。

 

泡だてはスポンジでやって、洗うのは手で!

足の指の間、足の指の関節部分と丁寧にすみずみまで洗いましょう。

 

足を洗うと同時に爪もしっかり洗いましょう、爪用のブラシを使ったり優しく汚れを落としましょう。

意外にも固めの歯ブラシが使いやすいので、試してみる価値ありです。

 

それが終わったら、きれいに石鹸を洗い流していきます、石鹸カスが残さないことがポイントです。

 

足の指と指の間、足の指の裏や足の裏全体を流したら、重曹入りぬるま湯に15分足をつけて終了。

 

仕上げは十分タオルで水分をふきとります。

 

足に水分が残っていると雑菌の繁殖の温床になりがちなので、丁寧に拭きましょう。

 

2足の角質を除去する

洗うの以外だと、足の角質が原因で臭いがとれないパターン。

この場合は、まずは足の裏にある厚い角質を、ヤスリやリムーバーなどで落としていきましょう。

 

この時注意することはヤスリは一方方向に動かすことです。

 

十分に水分を拭き取って乾いた状態で角質を除去しないと、除去しすぎる可能性もあります。

 

週に1、2回を目安に、やりすぎないことを心がけましょう。

 

3靴を清潔にする

毎日同じ靴を履かないということで靴の湿気を取り、雑菌の増殖を防ぎます。

 

新聞紙などを敷くと水分をとってくれるので靴を乾燥させるのには便利です。

 

4靴下にちょっとした工夫

靴下も洗濯機で洗う前に靴下用洗剤で少し洗っておくと、よりいっそう清潔に保てます。

 

5ミョウバンを使う

手軽に入手できるミョウバンは、足の臭い除去に有効です。

 

ミョウバンには制汗作用や殺菌効果があるため、雑菌を除去に効果的です。

 

簡単なミョウバン水の作り方をご紹介します。水500mlに20gのミョウバンを入れて、溶けるまでよく振って冷蔵庫で保管し、透明になったら使いどきです。

 

10倍に薄めてスプレーの容器に入れて使用してください。

 

6ストレスを解消

ストレスが原因で足が臭うこともご紹介しました、リラックスのための入浴やヨガなどストレスフリーの体調管理に心がけてください。

 

もちろん好きな事をしてストレスを解消するのだってOK。

 

ですが、10分間だけ足湯をする、8時間はぐっすりと深く眠る、この2つは極力やってほしいところ。

 

熟睡はストレス解消につながります。

それに人間の足には毛細血管(ひらたく言うと細かい血管)が多いので、足湯で足を温める事でもリラックス効果が得られます。

 

体がリラックスできれば睡眠の質もあがりますし、10分足湯している間はスマホで動画を見たり、漫画を読んだりしていればあっという間ですから、ぜひやってみるべしです。

 

足の臭い女性必見!原因と解消法と予防策についてまとめ

いかがでしたか、気になる足の臭いを徹底研究してみました。

 

早速今から始められることも多いと思いますので、ぜひご参考にしてみてください。